納棺師とは

初めまして!

最初の記事なので、まずは納棺師とはどういう職業なのか解説していきます。

 

納棺師の仕事内容は大きく分けて3つあります。

1、ご遺体の腐敗を抑える

2、ご遺体を整える

3、納棺の儀式を行う

 

それぞれ簡単に説明していきます。

 

1、ご遺体の腐敗を抑える

 ご遺体はご逝去されてから時間がたつにつれて腐敗していきます。腐敗は目に見える表面的な変化だけではなく、目に見えない内面的な変化も起こります。綺麗なままだからと放っておくと、後に大きな表面的な変化につながることもあります。変化を完全に止めることはできませんが、できるだけ腐敗の進行を遅らせるように薬やドライアイス、お部屋の環境などを調整することでできるだけ表面的に綺麗な状態を保ちます。

 

2、ご遺体を整える

 簡単に言うと、ご遺体を綺麗に見せることです。目や口はご逝去されると開いてきますし、腐敗が進めば肌の色も変わります。着替えさせてあげたいという希望があることもありますし、関節が歪んでいて真っすぐとした姿勢をとれていないこともあります。こういった状態をご遺族様が納得されるように整えます。(もちろん、ご状態次第では無理なこともあります。)

 

3、納棺の儀式を行う

 大切な方を亡くすとご遺族様の心境は大きく変化します。悲しみ方は人それぞれですし儀式に望むものも人それぞれです。綺麗に納棺されればよいとする人もいれば、もっと触っていたい・近くにいたいと思う人もいます。厳粛な式として執り行いたい方もいれば、ワイワイと送り出したい方もいます。そして、その望みは現場でご遺族様と対面してから察して対応をしなくてはいけません。儀式のマニュアルはありますが、マニュアル通りには進みません。

 

 非常にざっくりとですが、納棺師の仕事はこの3つがメインです。毎日、悲しみに暮れるご遺族様とご遺体を見る仕事ですが、大切な方の死を受け入れお別れをするお手伝いをすることができる尊いお仕事でもあります。

 今後は納棺師の仕事内容を細かく解説したり、ご遺体の変化とその対応を説明したり、読んでくださる方から質問があればできる範囲で質問返しをしたりしていけたらと思っています。

駄文・長文ですが、ご拝読ありがとうございました。